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TORF公表レート等の定期モニタリングの結果

株式会社QUICKベンチマークス


株式会社QUICKベンチマークス(QBS)では、TORF業務規程(以下「業務規程」といいます。)に基づき、2022年8月1日~10月31日までの間(以下「対象期間」といいます。)の公表レート等について、定期モニタリングを実施しました。その結果を踏まえ、TORFの公表レート等の修正に係る取扱い方針(以下「修正方針」といいます。)に基づき、対象期間におけるTORF公表レート等の誤算出の状況について、下記のとおり開示します。


対象期間に係る定期モニタリングにおいて、一部レポーティング・ブローカーによる報告データの一部に報告漏れが見つかり、公表レートへの影響(誤算出)が認められました。当該レポーティング・ブローカーに対しては、改めて行動規範に則った正確なデータ報告及び報告漏れ等発生時のQBSへの速やかな報告を行うよう命じております。

発生日 主体  公表レートへの影響  公表レートの修正の有無
2022年9月12日 レポーティング・ブローカー 有り(※) 無し

※一部レポーティング・ブローカーによる報告データの一部に誤りが見つかり、正しい報告データに基づき再算出したところ、公表レートとの差異が生じた。ただ、その差異は修正方針で定める修正の基準である「公表レートの水準に著しい影響が生じる場合(0.02%を目途とする)」を下回る水準だった。


補足:QBSによる算出態勢及びレポーティング・ブローカーの管理態勢について

「TORF算出業務において、本来はTORF算出要綱に基づき報告データの日時項目の時刻として「時分秒」を用いるところ、2021年4月26日のTORF算出開始以降、一部レポーティング・ブローカーの一部報告データについて秒単位の報告がなされておらず、それらを一律で「00秒」として処理していました(以下「本事象」といいます。)。

本事象については、TORF算出業務の担当部署及び算出業務を監視する部署においてはレポーティング・ブローカーから報告された内容を踏まえた処理として認識し、ボイス・ブローキングの実務上やむを得ない対応であるとの判断のもと特段問題視しておりませんでしたが、上記のレポーティング・ブローカーによる報告漏れに起因した誤算出を機にQBS社内で調査・検討した結果、TORF算出業務の信頼性・透明性の確保の観点から、今回の定期モニタリング結果の開示と併せて公表することが望ましいと判断しました。

なお、レポーティング・ブローカーの報告態勢とTORF算出要綱及びTORF行動規範の規定との間に齟齬が生じないよう規程類の改定を含めて然るべく対応する予定ですが、それまでの間は以下の通り現在の処理を継続いたしますので、お知らせいたします。


「約定データまたは取引気配データの日時項目で秒単位の報告がなされていない場合は、一律に
『00秒』であるものとみなす。」


以上